ハイエナはその城の中で鳴き、 山犬は楽しい宮殿でほえる。 その時の来るのは近い、 その日は延びることがない。
万軍の主、イスラエルの神はこう言われる、 バビロンの娘は、打ち場のようだ、 その踏まれる時が来たのだ。 しばらくしてその刈り取られる時が来る」。
焼けた砂は池となり、 かわいた地は水の源となり、 山犬の伏したすみかは、 葦、よしの茂りあう所となる。
あなたは町を石塚とし、堅固な町を荒塚とされた。 外国人のやかたは、もはや町ではなく、 とこしえに建てられることはない。
彼らは、貪欲のために、甘言をもってあなたがたをあざむき、利をむさぼるであろう。彼らに対するさばきは昔から猶予なく行われ、彼らの滅亡も滞ることはない。
この幻はなお定められたときを待ち、 終りをさして急いでいる。それは偽りではない。 もしおそければ待っておれ。 それは必ず臨む。滞りはしない。
そのとりでの上には、いばらが生え、 その城には、いらくさと、あざみとが生え、 山犬のすみか、だちょうのおる所となる。
彼らの足がすべるとき、 わたしはあだを返し、報いをするであろう。 彼らの災の日は近く、 彼らの破滅は、 すみやかに来るであろう。
それでもあなたは山犬の住む所でわれらを砕き、 暗やみをもってわれらをおおわれました。
宮殿は捨てられ、にぎわった町は荒れすたれ、 丘と、やぐらとは、とこしえにほら穴となり、 野のろばの楽しむ所、 羊の群れの牧場となるからである。
野の獣はわたしをあがめ、 山犬および、だちょうもわたしをあがめる。 わたしが荒野に水をいだし、 さばくに川を流れさせて、 わたしの選んだ民に飲ませるからだ。
わたしはエルサレムを荒塚とし、山犬の巣とする。 またユダの町々を荒して、住む人もない所とする」。
モアブの災難は近づいている、 その苦難はすみやかに来る。
わたしはこれがために嘆き悲しみ、 はだしと裸で歩きまわり、 山犬のように嘆き、 だちょうのように悲しみ鳴く。
わたしはこれをはりねずみのすみかとし、水の池とし、滅びのほうきをもって、これを払い除く、と万軍の主は言う」。
野の獣はハイエナと出会い、 鬼神はその友を呼び、 夜の魔女もそこに降りてきて、休み所を得る。
家畜の群れ、もろもろの野の獣はその中に伏し、 はげたかや、やまあらしはその柱の頂に住み、 ふくろうは、その窓のうちになき、 からすは、その敷居の上に鳴く。 その香柏の細工が裸にされるからである。